乌尔莉卡雷蒂斯玛吧 关注:3贴子:144
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【搬运】同人文

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应该是全网唯一一篇正常的同人
是小说版本的乌尔莉卡小姐
不懂日语,机翻+润色
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IP属地:内蒙古来自iPhone客户端1楼2022-04-20 17:29回复
    祈祷——崇拜乌尔莉卡·雷蒂斯玛的多纳提亚文官的故事
    我很崇拜乌尔莉卡·雷蒂斯玛。她是我理想中的骑士。
    但是——她死了
    我很崇拜乌尔莉卡·雷蒂斯玛。
    去观看黑龙骑士团凯旋游行的那一天。我一直以为,说到骑士,就应该是西梅翁大人那样威武雄壮的男性,而乌尔莉卡大人的形象给了我很大的冲击。
    容貌端正、身材苗条,宛如盛开的花朵。但是,在西梅翁团长的旁边,她依然是拥有力量的黑龙骑士。
    我一眼就被她那挺拔的美丽和坚强所吸引。
    ——我想在乌尔莉卡大人身边工作。
    这成了我唯一的愿望。
    但是,现实是残酷的。
    没有黑龙保佑的我,终究只是个羸弱的女人。没有希望通过黑龙骑士团的入团考试。
    那么——改变方法吧。
    我拼命地重新学习。多纳提亚的军事和政治,黄烂的技术和文化,“联盟”和不死商人操纵的金钱流动。对于体弱又没有魔术才能的我来说,剩下的唯一一件事就是锻炼头脑。
    几年后。天朗气清,我成了黑龙骑士团第三团的事务官。
    事务官的职务既强硬又朴素。从远征时的后勤保障到与当地政府的联络,我什么都要承担,战争中骑士们的应急救助自不必说,就连做饭洗衣都要被派去。但是最辛苦的是骑士团和教会的意见冲突。这两个组织在任何事情上都有着矛盾。为了达成妥协,我付出了很大的努力。
    但是,比起这些辛苦,我更感到喜悦。
    我理想中的黑龙骑士,是比理想更出色的人。
    西梅翁大人和乌尔莉卡大人都是光明正大的。特别是乌尔莉卡大人,不仅是骑士,连随从、事务官,甚至做饭、洗衣人员等都一视同仁地打招呼,毫不做作地评价自己的工作,因此无论立场如何都受到部下的极大信赖。
    另外,乌尔莉卡大人不仅重视多纳提亚的国家利益,也重视人的生命。只要有能尽可能减少牺牲者的战术,不管危险还是鲁莽都要去做。被黑龙喜爱的乌尔莉卡大人,拥有使这种无理取闹成为可能的压倒性武力。
    光凭武力达不到的时候,我们事务官就会跑去帮忙。即使是困难的交涉,大家为了乌尔莉卡大人也不辞辛劳。
    虽然也有机会认识米妮娅等其他女性黑龙骑士,但在我心中还是第一。
    我们都喜欢乌尔莉卡大人。在乌尔莉卡大人手下工作很幸福。
    但是——乌尔莉卡大人死了。
    被一个叫娄震戒的黄烂的男人所杀。
    在远征尼尔·卡姆伊的途中,突然传来了讣告。
    连整理混乱的时间都没有,面对着尸体,首级已经没有了。
    因此,我甚至无法逃避现实。
    我知道。我的憧憬,我的理想。
    乌尔莉卡·雷蒂斯玛已经死了。
    ***
    乌尔莉卡副团长的死给骑士团带来了相当大的冲击,但至少骑士和事务官中没有人流泪。
    乌尔莉卡大人是热爱祖国的人。大家都认为,与其停手痛哭,还不如完成任务,为多纳提亚争取利益,这才是追悼。
    从本国赶来的西梅翁大人也没有多说什么。他本来就沉默寡言,但沉默的背影告诉我,与其说话,不如做点什么。
    虽然也有新的黑龙骑士斯瓦罗,但他的语气十分轻佻,看起来毫无用处。
    果然,这是以统率之高而闻名的第三骑士团必须完成的工作。
    话虽如此,作为事务官的我能做的事情毕竟有限。目前最优先的是谈判的准备。让多纳提亚在亲善会议上处于优势地位。笼络啰唆的从军神父和教会,拥立皇统种,在这个小岛上建立亲多纳提亚政权。
    这个作战计划一定要成功。
    否则——就对不起死去的乌尔莉卡大人。
    所以才会抛下一切,全身心地投入工作。
    ***
    多纳提亚、黄烂以及尼尔·卡姆伊三股势力召开了亲善会议。赤龙的讨伐,以及这个岛的利益攸关的胜负场,因为一条龙的到来瞬间崩溃了。
    袭击在多纳提亚租界据点待命的黑龙骑士团的是从天而降的火焰。莫名其妙地向上一看,只见天空中有一条展开翅膀的赤龙。这就是传说中的“疯了”之龙吗?就在我明白这一点的瞬间,眼前的街道被烧得通红。
    我立刻将骑士团送往西梅翁团长等待的前线,在创造魔术师创造出的小小的安全地中,我只能静静地等待。
    ——如果乌尔莉卡大人在场的话。
    在拥有压倒性优势的龙面前,无力的我这样想着。
    和西梅翁大人合作,凭借两名黑龙骑士的力量,能够击退赤龙了吧。
    另外,在西梅翁大人讨伐期间,乌尔莉卡大人负责保护重要人物,也可能向黄烂和尼尔·坎伊施恩。
    最重要的是——能让在战火中流离失所的多纳提亚避难之民更安全地逃离。
    无论走哪条路,都能减少死亡的数量——。
    远处,黄烂引以为傲的麒麟船坠落后,依然悠然翱翔,看着蹂躏着街道的赤龙,我们只是静静地等待。
    ***
    西梅翁大人回来,是在龙离开后一个小时左右。
    “西梅翁先生!”
    一看到我,我就招了招手。大概是解放了契约印吧。他看起来疲惫不堪,但似乎没有大伤。
    “你没事就好。赤龙你……”
    “没能打倒。不——应该说是倒·了·吧。”
    不像西梅翁大人,带有深意的说法。
    “司政先生?”
    似乎忍受不了沉默的样子,西梅翁大人长长地吐了一口气。
    “比起多纳提亚,我更重视私怨。”
    赤龙袭击修卡之后,西梅翁大人似乎面临着选择。是守护着皇统种讨伐龙,还是杀·讨·黄·烂·贼·人。
    “冷静地想一想,我应该去讨伐赤龙,这样才能保护多纳提亚租界的居民,进而引导多纳提亚在这片土地上处于优势地位。但是——我做不到。”
    西梅翁先生紧握着剑柄。
    “无论如何都不能原谅。我不可能眼睁睁地看着乌尔莉卡,那个夺走了我们军团伟大骑士的生命的家伙。为乌尔莉卡报仇,对我来说是比赤龙更重要的事情。”
    西梅翁大人再次深深地叹了口气。
    “……这是黑龙骑士团不该有的选择。虽然我不后悔,但肯定会受到本国的严厉追究。很抱歉可能会增加你们的工作量。”
    “没有。”
    听到我插嘴的强硬语气,希彦大人一脸意外地看着我。
    “西梅翁先生,请不要说私怨,这是第三骑士团成员的全体意见。”
    我深深地跪了下来。
    “我不会让您被批评的,为此,我来为您辩护。我会用我所拥有的所有知识,证明您应该当场杀死黄烂贼。”
    这无疑是私怨。这不是为了乌尔莉卡大人喜爱的多纳提亚,而是为了满足个人的欲望。
    ——尽管如此。
    “谢谢您杀了娄震戒。”
    我静静地将额头抵在西梅翁团长沾满血、灰、泥的铁鞋上。


    IP属地:内蒙古2楼2022-05-10 23:53
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      祈り──ウルリーカ・レデスマにあこがれていたドナティアの文官のおはなし
      ウルリーカ・レデスマにあこがれていた。彼女は私の理想の騎士だった。
      けれど──彼女は死んでしまった
      ウルリーカ・レデスマに憧れていた。
      黒竜騎士団の凱旋パレードを見物に出かけたあの日。騎士といえばそれこそシメオン様のように、雄々しく、いかめしい男性ばかりだと思っていた私にとって、ウルリーカ様の姿は衝撃だった。
      凛と咲いた花のように美しい、端整な顔立ちにすらりとした体躯。しかし、シメオン団長の横でなお薄れない気迫が、彼女もまた力を持つ黒竜騎士なのだと告げている。
      まっすぐな美しさと強さに、私は一目で心を奪われた。
      ――ウルリーカ様のもとではたらきたい。
      それが、私のただひとつの望みとなった。
      しかし、現実は厳しかった。
      黒竜の加護のない私は、所詮貧弱な女の身。黒竜騎士団の入団試験を突破できる見込みはなかった。
      ならば――方法を変えよう。
      私は必死で学びなおした。ドナティアの軍事に政治、黄爛の技術や文化、「連盟」や不死商人が操る金の流れ。力に劣り、魔術の才もない私にたったひとつ残されたのは、頭脳を鍛え上げることだけだった。
      数年後。晴れて私は黒竜騎士団第三団付きの事務官となった。
      事務官の職務はタフかつ地味だ。遠征時の兵站の確保から現地政府との連絡まで何もかもを担い、戦では騎士たちの応急手当はもちろん、炊事洗濯にまで駆り出される。しかし一番の苦労するのは騎士団と教会の意見がぶつかったときだ。何につけ折り合いの悪いことの多いふたつの組織。なんとか折り合いをつけるための骨折りは尋常ではない。
      だが、そんな労苦にまさる喜びがあった。
      私の理想の黒竜騎士は、理想以上に素晴らしい方だった。
      シメオン様、ウルリーカ様はともに公明正大。特にウルリーカ様は騎士だけではなく従者や事務官、はては炊事や洗濯係まで平等に声をかけ、わけへだてなく仕事を評価してくださるため、立場に関係なく部下から絶大の信頼を寄せられていた。
      また、ウルリーカ様はドナティアの国益だけでなく、人の命を尊ぶお方でもあった。犠牲者をなるべく抑えられる戦法があれば、それが危険でも無謀でも行った。黒竜に愛されたウルリーカ様には、その無茶を可能にする圧倒的な武力があった。
      力だけでは及ばないときは、微力ながら、私たち事務官がその手伝いに走った。困難な交渉でも、みなウルリーカ様のためならば苦労をいとわなかった。
      ミネア様など別の女性黒竜騎士を知る機会もあったが、やはり私の中で一番は揺らがなかった。
      私たちはみなウルリーカ様が好きだった。ウルリーカ様の下ではたらけて幸せだった。
      だが――ウルリーカ様は死んだ。
      婁震戒ローチェンシーとかいう、黄爛人の男に殺されて。
      ニル・カムイへの遠征中、突然入った訃報。
      混乱を整理する暇もないまま対面した遺体には、首がなかった。
      だから、現実から目を背けることすらできなかった。
      私は知った。私の憧れ、私の理想。
      ウルリーカ・レデスマは死んだのだと。
      ***
      ウルリーカ副団長の死は騎士団に相当の衝撃を与えたが、少なくとも騎士や事務官の中で涙をこぼす者はいなかった。
      ウルリーカ様は母国を愛した方。手を止めて泣きぬれるよりも、任務を成功させ、ドナティアに益をもたらすことが追悼になると、誰もが思っていた。
      本国から到着したシメオン様も、多くを語りはしなかった。もともと寡黙な方だったが、語らうよりもすべきことがあると、無言の背中が語っていた。
      新しい黒竜騎士のスアローとかいう男もいるが、いかにも軽佻浮薄といった調子で、なんの役にも立ちそうにない。
      やはり、統率の高さで名を馳せた第三騎士団がやらねばできない仕事だ。
      といっても事務官の私にできることは限られている。現状の最優先は交渉の準備。親善会議でドナティアを優位に立たせること。口うるさい従軍神父と教会を懐柔し、皇統種を擁立させて親ドナティア政権をこの小島に樹立させること。
      この作戦は絶対に成功させなければならない。
      そうでなければ――死んだウルリーカ様に申し訳が立たない。
      ゆえに、なにもかも投げうって仕事に打ちこんだというのに。
      ***
      ドナティア、黄爛、そしてニル・カムイの三勢力が集った親善会議。赤の竜討伐、そしてこの島の利権をかけた勝負の場は、一匹の竜の到来によってあっという間に崩壊した。
      ドナティア租界の拠点で待機していた黒竜騎士団を襲ったのは、天から落ちた炎。わけもわからず上を見れば、空一面に翼を広げた赤き竜。これこそが「狂った」と噂されるかの竜か、と理解した次の瞬間、眼前の街が真っ赤に燃えた。
      すぐさま騎士団をシメオン団長が待つ前線に送り出すと、創造魔術師がつくりだす小さな安全地の中で、じっと待つほかなかった。
      ――もし、この場にウルリーカ様がいたら。
      圧倒的な強さを持つ竜の前で、無力な私はそう考えてしまった。
      シメオン様と協力し、黒竜騎士ふたりの力をもって、赤竜を退治できただろう。
      またはシメオン様が討伐に向かう間、ウルリーカ様は要人たちの警護にまわり、黄爛やニル・カムイに恩を売ることもできただろう。
      なにより――戦火に逃げ惑うドナティア疎開の民をもっと安全に逃がせただろう。
      どの道であったとしても、潰える命の数を減らせたはずなのに――。
      遠く、黄爛の誇る麒麟船が墜落してもなお悠々と飛び回り、街を蹂躙する赤竜を見ながら、私たちはただじっと待っていた。
      ***
      シメオン様が帰還したのは、竜が去ってから一時間ほどあとだった。
      「シメオン様!」
      私の姿を認めると、シメオン様は手招きした。契約印を解放したのだろう。疲労しきっているようだが、大きな怪我はないようだった。
      「ご無事でなによりでした。赤竜は――」
      「倒せなかった。いや――倒・さ・な・か・っ・た・というべきか」
      シメオン様らしくない、含みのある言い方。
      「シメオン様?」
      黙っていることに耐えきれないとばかりに、シメオン様は大きく息を吐いた。
      「私は――ドナティアより私怨を優先したのだ」
      赤竜がシュカを襲った直後、シメオン様は選択を迫られたらしい。皇統種を守りつつ竜を討伐するか。はたまた、ウ・ル・リ・ー・カ・様・を・討・っ・た・黄・爛・の・賊・を・殺・す・か。
      「冷静に考えれば、私は赤竜討伐に向かうべきだった。それがドナティア租界の民を守り、ひいてはこの地にてドナティアの立場を優位に導く行いだったはずだ。だが――できなかった」
      シメオン様は剣の柄を握りしめた。
      「どうしても許せなかった。ウルリーカを、我が団の偉大なる騎士の命を奪ったあの輩をみすみす見逃すなど不可能だった。ウルリーカの仇討ちは、私にとって赤竜よりも優先すべき事柄だったのだ」
      シメオン様はもう一度深いため息を吐いた。
      「……黒竜騎士団としてあるまじき選択だった。後悔はないが、本国から厳しく追求されるだろう。君たちの仕事を増やしてしまうかもしれないのが申し訳ない」
      「いえ」
      割って入った私の語気の強さに、シメオン様は意外そうな顔でこちらを見た。
      「シメオン様、どうか私怨とおっしゃらないでください。それは第三騎士団に属する者の総意です」
      私は深くひざまずいた。
      「シメオン様を批判などさせません。そのために、私が弁護いたします。私が持ち得るすべての知識を使い、シメオン様はあの場で黄爛の賊を殺すべきだったのだと、私が証明してみせます」
      これは間違いなく私怨だ。ウルリーカ様が愛したドナティアのためでなく、個人の欲を満たすための行いだ。
      ――それでも。
      「婁震戒ローチェンシーを殺してくださり、ありがとうございました」
      血と灰と泥にまみれたシメオン・ツァリコフ団長の鉄靴に、静かに額づいた。


      IP属地:内蒙古3楼2022-05-11 00:01
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        IP属地:湖北4楼2023-03-02 12:31
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